走行中に炊飯ができるように
いつもお世話になっている「タケルくん」。
ロングトリップをしているとき、何度か車中で自炊をします。
ドライブを終えたら夕方になっていた、なんていう時、そこから米を炊くとなると、日もとっぷり暮れたりします。
そこで、停泊地まで1時間、となった時点で、タケルくんに米を仕掛けて炊飯しながらドライブしていけば、着いた時点でもうご飯が炊きあがっていて効率的かと・・・。
タケルくん取説には駐車してからご使用ください云々、とあります。当然揺れる車内では器が転倒して危険でもありますからね。
しからば転倒しないような器具を作ってみようと・・・。
市販のタケルくん収容具としては有名な?「オサムくん」というものが販売されていますが、問題は器具を車内に固定させること。ちょうど運転席と後部居住シェルのつなぎめあたりに固定すると良さそう。しかもいつでも取り外しできるようなもの・・・。そんな専用固定具はもちろん売っていないようですので、自作しかありません。
極小炊飯器のタケルくんを囲むのは、お座敷用にポットを置く丸い穴の開いたワゴン、のようなイメージかな。
外に出すものではないので形は気にせず、そこそこ強度のある木の箱にします。

ホームセンターで購入し、カットしてもらいます。(有料、1カット50円)
さらに薄いベニヤ板と木工用ボンド、釘などを購入。

まずはベニヤ板の四隅をのこぎりでカットしておきます。

続いてカット済みの桐板4枚をボンドで固定、さらにベニヤの三角形をボンド固定。
楽しい工作の時間ですな。

こんな形が出来上がり。
ボンドだけでも十分とは思いますが、手荒く扱ってもいいように、
主なつなぎ目に19mmと13mmの釘を打って、強度を確保しました。

実際に現場(キャンピングカー内)に持ち込んで、最終調整。
ちょっとタケルくんとの隙間が空いてしまうことがわかり、ゴム板のシールを買ってきて、5cm程度にカットして4辺に貼り付け。
これでガタつきはしないはず。
さらに、これも現場合わせで、固定金具をビス止め。

車体側にも、受け金具をビス止め。

これで、ガシャッと、収納具が車体に固定されます。

もともと絨毯地の平面に置かれるので、かなりかっちり木箱は固定されています。
タケルくんをホールドした状態がこちら。

何だか釜めし作ってる感じ??
電源コードは、下の隙間から出して、運転席の走行用バッテリーソケットも使えるし、近くのサブバッテリーソケットにもつなげられます。
何より、タケルくんは、あそび1mmくらいで、まったくというほど動きません。
我ながらgood job!
ちなみにこの固定具の木箱、取り外してさかさまにしたら、何と、タケルくんセットが入っている紙箱がすっぽり入ることがわかりました。予想もしてませんでした。
これでこの木箱も邪魔にならずに、「タケルくんセット」として車内に収納できます。
<完工:2021.05.03>




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