キャンピングカーによる全県走破へ
31日目 2023年4月28日(金)
萩市中心部に城下町のたたずまいが残る地域があるという。
道の駅「萩しーまーと」はすでに町なかにあります。
萩市中央公園駐車場(310円)から徒歩スタート。
すぐに「江戸屋横丁」に。
こちら「円政寺」。高杉晋作、伊藤博文が仲良く学んだ寺、とあります。
ここは木戸孝允(桂小五郎)の旧宅、とある。
江戸屋横丁を左に折れると、この白く広い間口の家は「菊屋家住宅」。当時の豪商の名残だそうです。
「江戸屋横丁」と並行して走るのが「菊屋横丁」。
白壁が途切れるあたりから、武家屋敷が並びます。
萩焼の小店が点在。
道路がアスファルトでなければ全く江戸時代と変わってないでしょう。
こちらは高杉晋作生誕の地
そういえば高杉晋作の役は中村雅俊だったな(昨日の大河ドラマ「花神」の続き)。
そういえば桂小五郎の役は米倉斉加年だったな。
近くに田中義一の生誕地もあります。
昨日訪れた「松下村塾」からは1.5㎞くらいだろうか。この狭い萩の町から名だたる偉人がよくもこんなにたくさん輩出したものだ。ちなみに偉人になり損ねた安倍晋三氏は選挙区は山口県だが生まれも育ちも東京人です。吉田松陰歴史館には山口県出身の8名の総理大臣像が飾られています。岸信介と佐藤栄作はあります。安倍氏はありません。
30分もあれば城下町武家屋敷の町並みを一周できます。
戻って車で小休憩。
ガイドブックにあったcafeが近くにあり、昼飯にします。徒歩10分、
「畔亭(ホトリテイ)」さん。
昭和的昔の家そのもの。
家なので靴を脱いで上がります。
中は俄然、オシャレです。
庭が見事に手入れされていました。
ちょっと奮発してナントカ牛ハンバーグプレート。
名産の夏ミカンとバターで作ったソースがうまし。1,750円。散財しました。
津和野に向かいます。
ガキだった時分に萩と津和野はセットで大そう人気のスポットだったような記憶があります。傷心の女性がひとり旅する場所が津和野???なんか歌などあったのでしょうか、そんなイメージ。今はさほどでもないようですが。
田園風景を縫うように県道から県道へ、快適なドライブでした。中国地方は低い山が多いから余計な神経を使わなくていい。
そして低い峠を越えるとついに島根県入り。
キャンピングカーによる全県走破達成!!!(沖縄県だけは選ばれしブルジョアのみが行けるところ。航送料が数十万円かかるので除外してください)
途中の道の駅「津和野温泉和みの里」で、本日のねぐら適性をチェックします。津和野は目と鼻の先。昨日のようなことがないように、電波チェック、OK!こんな盆地のような場所なのに。
傾斜もないね。温泉は21時までOK、なんとレストランまで21時までオープン。大丈夫か?私的には最高規格の道の駅じゃないすか。
安心して津和野へ。駅の真ん前にレンタサイクル屋さんがある。津和野はレンタサイクルで回りなさいと書かれている。素直にアドバイスに従おう。
車は駅横に無料駐車場があります。
2時間まで500円。この旅で2回目のレンタサイクルだ。前回はえーと、小豆島だった、あのエンジェルロードの時ね。長く旅しているな。
JR津和野駅。
石畳の本町通りをゆっくり流します。
ここらあたりがザ・津和野、のロケーションか。
水路に巨大な鯉が。
昨日に引き続き、今日も大大大快晴です。
駅から2㎞ばかりのこの場所が津和野散策のはずれ、「森鴎外記念館」。
ここはスルーします。
森鴎外は頭脳明晰・たいへん優秀な人物と認識しています。しかし書いたものがつまらない。文豪の、とか名作の、とか評されていても私的につまらないことに変わりはありません。で、パス。
折り返して川の土手沿いを走ります。のどかです。
「森鴎外記念館」を裏から見たところ。
山の新緑が平和すぎる。
古代から、こんな景色を時に楽しみながら、栗を拾ったり、たまにイノシシを捕ったりして暮らしてきたんだろうな。人類はこんな素晴らしい自然の光景以上に何を望むのだろう、と考えてしまいます。
石畳の通りに戻り、レトロな喫茶店に立ち寄ります。
「沙羅の木」
町の銘菓として売り出している「源氏巻」三種とコーヒーのセット、750円。
1時間45分ほどペダルをこいで返却。道の駅に戻ります。
車内温度が33℃ではくつろげない。冷房の効いた道の駅建物内でしばし事務仕事。
温泉はJAF割で500円か、助かるなあ。
風呂の後に併設のレストラン。4月から夜間営業再開しましたと、ありがたくて涙が出るわ。
21時まで開いているレストランは道の駅ではほとんどない。皆で利用して盛り上げていきましょう。
決して呑兵衛なわけではありません、むしろアルコールゼロでも生きていけるタイプです。でもこのシチュエーションだとどうしてもね。
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