14日間の和歌山の旅を振り返ります。
(未だに行程地図を作れないのでスクショでご勘弁)
特別な費用
暮らすように旅をする、を信条としている私。旅は暮らしと同義である以上、旅に出たから散財してしまった、ということがないように努めてはいます。しかしどうしても特別に出ていくお金があります。
1.ガソリン代。
今回の走破距離は1,566㎞。これに対してレギュラーガソリンは概算で150ℓを消費、ガソリン代は約21,000円でした。燃費は約10㎞/ℓとまずまず。ガソリン単価は142円/ℓくらい。一般道ばかり走った結果は、高速を走る場合と比べて、特に有利不利はないようです。
2.フェリー代
伊勢湾をフェリーで渡ることにしました。三重県を南下して和歌山県東部に入るルートのため、名古屋を大回りすることに比べると、ガソリン消費を抑制しドライバーとしての心身の疲れも回避できます。伊勢湾を横断するメリットは大きいと試算しました。伊勢湾フェリー代は6,900円。
3.電車・バス代
龍神バス(本宮大社前→発心門王子前)470円。和歌山電鐵(伊太祈曽⇔和歌山)640円、JR(和歌山→和歌山市)230円、南海バス(和歌山市駅⇔小二里)640円、同(市役所前→JR和歌山駅)230円。車以外の交通費合計2,210円
4.施設入場料
九度山真田ミュージアム入館料500円。伊勢神宮、熊野三山、高野山の名だたる神社・寺院はすべてが入場料無料だったので、これくらいしか思い出せません。
5.駐車場料金
伊勢神宮の内宮500円。和歌山市内コインパーキング200円。合計700円。ここでも名だたる寺社は太っ腹で金をとらないのはうれしい。もちろん無料の道の駅、ありがたし。
6.入浴料
結局、1回のコインシャワー200円の他はすべて日帰り温泉かスーパー銭湯利用。13回分で約9,000円。紀伊勝浦温泉の忘帰洞などをはじめ、1,200円前後の温泉もありますが、平均すれば妥当な出費かと。
7.コインランドリー代
2回利用。合計1,100円。洗濯槽と乾燥槽を分けて節約できました。
8.土産物代
那智黒飴、南高梅、みかんジュース、パンダクッキー、湯浅醤油など計4,000円。
以上、総合計すると、この旅での特別な費用は45,000円ほどとなります。(食べることはいつでもどこでも必要なので考慮しません) んーちょっと掛かりすぎか。高速道路をはじめ、有料道路をすべて忌避したにしては、、ね。入浴料が依然として多すぎか。あまり汗もかかないので2日に一度としようか今後は。
インフラ
1.電気
よく晴れた日が続き、車の屋根にある畳1畳分のソーラーパネルがよく発電してくれました。雨の日の翌朝にFFヒーターが電圧不足で止まったこと以外は電気は潤沢にありました。ま、テレビの電波がほとんど入らなかったので、PCとスマホ、モバイルWiFiのバッテリー消費がほとんどでした。テレビのない夜に慣れました。何度か「タケルくん」でご飯を炊きましたが、念のためアイドリングでメインバッテリーから給電した時もありました。
2.ガス
カートリッジのガスを半分も使わなかったくらいで終わりました。毎朝のコーヒーの湯沸かしとレトルト食品の温めに使用。
3.水道
出発前、横浜のガソリンスタンドと、和歌山でのガソリンスタンドにて、給油と同時に12ℓタンクへの給水をお願いし、快く水を分けていただきました。食器の洗い物も少なく、この2回の給水(24ℓ)分の消費で終わりました。
良かった点・反省点など
・できるだけ無料の道を走ってみようと考えました。ただし、「暮らすように」旅をしなくてはいけません。高速道路に乗らない以上、一日、300㎞や400㎞も走れるものではありません。疲れすぎるのは「暮らすように」に反します。せいぜい一日200㎞以内に抑えて、ゆっくり風呂に入ったり晩飯を食ったりしています。結果として、ETCには用のない14日間を実現できました。
・国道1号線などの幹線に、いわゆるバイパスが随所に作られていることもあらためて知りました。信号もなく、さしたる渋滞もなく、神経をそれほど使わずに無料道路を走れることを学びました。スマホのNAVIアプリ「Portable Smiling Road」が大変役に立ちました。
・一方で当然のことながら、余計な日数がかかるのがデメリットとなります。「余計な日数」を楽しい日数ととらえてしまえばなんてことはないんですが、こんな私にも時間的制約がないこともないので、まあーいい課題ですね。和歌山をメインとしながら、行きに3泊、帰りに2泊も通過県で過ごしたんですから。
・北海道30泊に続き、今回の経験で旅のスタイルにはすっかり慣れました。キャンピングカーで旅する生活が、自分の本来の生活であって、それ以外が特別な日なのではないか、との錯覚にも陥るほど。車中泊で何十泊しようと「疲れず、飽きず」という自信はつきました。
・暖かい地方を巡るとはいえ、まだまだ夜と朝の寒いこと・・・。特に明け方6時ごろ。居住空間はFRPで断熱されてるとはいえ、保温効果は何時間も持ちません。明け方には外気温とそう変わらないと考えなくてはなりません。この旅での最低室温は4℃。布団がかからない頭部を覆う方策が必要かな。やはり4月以降の出発がベターか。
・和歌山市内には車がすれ違えない狭い道がたくさんあります。全国にも同様の地域はいっぱいあるんですが特別に走りにくいと感じるのは、間違って幅2mクラスの車が入り込めないような工夫がされていないからです。入り口から狭い道だと分かれば進入しません。はじめは広くても、進むうちに突然狭くなることがあります。地域に精通した住民以外にも車を受け入れていただけるのであれば、そうした場合は事前に「この先狭路!」との表示をしてほしいんです。
・三重県で警報級の豪雨に遭遇しましたが、雨漏りもせずよく耐え抜いた愛車に感謝。
コメント
まずは2週間の和歌山旅行、無事にお帰りになって何よりです。
旅行費用かかり過ぎか?ってなってますけど、いやいやいや!これで収めるってすごいでしょ!?
道中のブログも全部読ませていただきましたが、もう感心しきりですよ。
私は一日1万5千歩が限界です。よく歩きますねー。
テールランプなんかも自分で直しちゃえる所もすごい!
熊野の神社いいですね〜。行ってみたいなー。
でも私が萌えたのは、ねこ電車とかうめ電車❗️アンド「さわやか」のハンバーグでした(笑)
しかし、長旅のすぐ後にまたお出かけしてるところのフットワークの軽さにもビックリ!
奥さま、新潟でお疲れ様ですのねぎらいお出かけかな?
素敵です。
とにかく私も旅行は好きですが、私など足下にも及ばない旅の達人ぶりを見せてもらいました。
これからもどんどん更に旅行テクに磨きをかけて全国津々浦々巡ってブログで情報発信してくださいねー。
めいこ様
独りよがりな発信文書を気に留めて読んでいただいてありがとうございます。
また、何かお褒めいただいているようで恐縮です。
表題の「追憶の和歌山(Wakayama Revisited)」というのは
ボブ・ディランの1965年のアルバム「追憶のハイウエィ61(原題はHighway 61 Revisited)」
を模したものです。
転勤族にとって、昔暮らした町をもう一度見てみたい、と思う人は多いはず。
じっくり滞在して見て回るのにはキャンピングカーは最適です。
また、今回訪問先に寺社仏閣が多いのは20年たった自分の好奇心の変化によります。
(当時はまず仕事のことで頭が一杯、余暇での興味の中心は釣りでした)
とはいえ、実際のところ、何をもう一回体験したいか、突き詰めたところは
『山為食堂のラーメン』なんですね。
そんなもんです。
また、Revisitedに行きたいと考えています。