キャンピングカー★追憶の和歌山 12

wakayama キャンピングカー
12日目 2021.3.21

雨は大したことなく、しとしとと、風もなく穏やかに降っていました。

和歌山であと一箇所、行きたかった場所があります。

「九度山・真田ミュージアム」

戦国武将、真田昌幸と幸村が十余年を、ここ九度山で過ごしました。NHK大河ドラマ「真田丸」放映もあって、平成28年に造られたそうです。

ここも狭い道の嵐。施設に駐車場はありません。道の駅「柿の郷くどやま」からも歩いて500mほどですが、雨が大嫌いな私はもうちょっと近い無料駐車場を見つけて車を停めました。

歴史好きの中には真田フリークという一派もあるようです。私はそれほど熱狂的なファンでもありませんが、半年くらい前に池波正太郎著「真田太平記」を読み終えたばかりなので興味津々。

ちなみに「真田太平記」は新潮社文庫本で全12巻(1巻当たり500ページ以上)という大作で、私が今いる場所、九度山のくだりは第8巻(紀州九度山)で描かれています。

関ヶ原の戦いで西軍についた真田親子は、戦に勝利した徳川家康から切腹申し付けられるのが順当であるところ、周りの取り計らいで命は助けられ、所領からは遠い、紀州九度山に流されることになります。ここで家康討伐の執念を保ちつつ、雌伏の時を過ごしたのでした。

入ると正面に3名。カラーはご存じ、真田の「赤備え」です。ちなみに右は真田幸村の子、真田大助。一時は3代そろって九度山で暮らしましたが、やがて昌幸が病没し、機をとらえて幸村は豊臣家のいる大阪城にむけて脱出することになります。

真田家の旗印、六文銭の由来が書かれています。三途の川を渡るのに必要な六文銭です。いつ死んでもいいように、という悲壮な覚悟を旗印にしているのです。泣けます。

12分の映画がありました。

大坂冬?夏?の陣の模型。

真田家は忍びの者(草とよばれる)を全国に配置して情報を得ていたといわれます。九度山に平和に暮らしているそぶりを見せながら、草とのつなぎをどうやって行っていたか、など、実物大模型などを展示しています。

入館料500円。大いに堪能させていただきました。

これで予定していた和歌山の旅は完了しました。

「柿の郷くどやま」に泊する予定でしたが、高野山を前倒しした関係で時間に余裕ができました。

また一般道をよろよろと帰り路につきます。

途中、天理のあたりでコンビニ昼食。

道もすいてるし、一気に名古屋まで足を延ばすことにしました。

名古屋といえば定番「湯~とぴあ宝」というスーパー銭湯があります。これで3回目の利用です。名古屋での車中泊では最も有名なところ。

慣れ親しんだ感があります。

スーパー銭湯なので、風呂はもちろん、休憩所、ステージ付き大食堂、仮眠室、シアタールームなどアミューズ性高し。17時過ぎに入館すると半額(900円。土日は1000円)。そしてスーパー銭湯に入館すると、駐車料金が24時間タダになる、というすぐれもの。

加えてJR笠寺駅に徒歩7分で行けるため、午後から車を停めて、電車で名古屋の中心部で飲んだり遊んだりして、帰ってきて湯につかり、車中泊して駐車料金なしで朝帰る、といった使い方ができるのです。

今日は湯上り後の大広間で久々にビールを飲みました。(鼻の内側が炎症しちゃって抗生物質を飲んでいた関係で長らく禁酒してました)

名古屋市内ですからもちろんTVも全局映る。実に11日ぶりにTVにありつけました。でも慣れてくるとTVは必ずしも要るものではないね。

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