キャンピングカー★追憶の和歌山 9

wakayama キャンピングカー
9日目 2021.3.18

今日はパーク&ライドにします。

つまり、道の駅「四季の郷公園」に車を停めたまま、歩いて最寄りの鉄道駅から目的地である和歌山市中心部まで鉄旅をするのです。

8時40分に道の駅を出て、里山の道を歩きます。推定1.6キロほど先に駅があります。

しかし駅に着く手前に、ががーん、タダみたいな駐車場があるではないですか。1日200円。田舎をなめてました。今後はここを活用しよう。

大体23分くらいで駅到着。

和歌山電鐵の貴志川線、伊太祈曽(いだきそ)駅です。9時12分発の電車を待ちます。パッと見のとおり、交通系電子マネーNG。

単線のため当駅にて上下線すれ違い。まず逆側路線が入線。

ありゃ、ヒゲ。

めっちゃかわいいのが来た。

たま電車だって。

中もこんなにかわいく。

車両の中が全部、ねこ。

本棚があるぞ。(よく見なかったけど全部、猫だろう)

やがて私が乗る電車が入線。

ありゃ。

こっちは、いちご電車だ。

こちらも何から何まで、いちご。

たま電車よりちょっとシック。細かいところまでいちごがちりばめられています。中づりとか広告は一切ありません。

事前の予備知識がなかったのでびっくり。ひとり顔に出さずに大興奮でした。

なんでも、たま電車、いちご電車の他に、おもちゃ電車、うめ星電車というのがあるそうです。

乗車たった19分で和歌山駅着。

ここでJRに乗り換えて2駅で和歌山市駅へ。

昨年4月にリニューアルオープンしたらしいです。駅と商業施設、ホテル、図書館などを「キーノ和歌山」と名打ってアピールしています。

中央の堂々とした和歌山市駅入り口のところなんかは20年前の面影があります。

こじゃれたスタイルにしています。

20年、いや正確には21年前、この駅から歩いて職場に向かっていたのでした。

その場所を訪ねると、あら悲しや、当時の4階建て自社ビルが取り壊されて駐車場になっていました。その向かいの、よく行った喫茶店も同じく駐車場に。確実に時は流れたのです。

駅に戻り、今度は当時住んでいたマンションへバスで移動。

小二里(こにり)バス停下車。(写真は逆路線のバス停です)

狭い通りを歩いていくと・・・、ありました。

懐かしや、21年前に住んでいたマンション。外壁の色が明るく変わっていますがあとは当時のまま。何の仕切りもなく玄関前まで入れちゃう、昔ながらのつくりですね。

さて、ここまで来たら、当時、娘が通っていた小学校まで行ってみよう。

やたらとこの辺は道が狭い。区域一帯がタテもヨコも小路だけでできている住宅街です。車はすれ違いできず、遠くから対向車の通過を待つ車がよく見られます。線じゃなくて面で整理しないと解消しません。どうにかならんのか、とも思いますが、どうにもなりませんね。その「面」が広すぎるんだわな。エゴのぶつかり合いで整備できなかったのか、車社会の到来を拒否し続けたのか、住人が良しとしているか、諦めているのか、住民の方の意見を聞いてみたいものです。

小路を歩くこと20分くらいで到着。「雑賀(さいか)小学校」です。

ちょうど卒業式でしたね。

娘が小学校1年と2年をここで過ごしたわけですが、入学式やら運動会やら、全く記憶がありません。確かに自分は当時30代後半で、仕事もハード、休日出勤やゴルフなどで忙しく、これについては悪い昭和のおとっつぁんの見本のような人間だった。今なら離婚ものだなー。だめですよ、節目節目にはわが子のイベントに関わらなきゃ。反省。

さて、バスで中心地に戻ります。

昼食は、ご存じ?「山為食堂」へ。

和歌山ラーメンの名店といえば、20年前なら「井出商店」が一番人気だったでしょうか。

お店が会社のすぐ近くだったので、数えきれないくらい食べさせてもらったのが、この「山為食堂」でした。当時の私的には最高の和歌山ラーメンであると思っていました。

今はどうでしょうか、ガイドブックによると、この「山為食堂」が筆頭評価のようです。うれしいものです。

しかし店構え、変わってませんねー。

行列は7人ほどでしたが、私だけひとり者だったのですんなり入れました。店内も変わってないですね。武骨なほど装飾なし。

注文は「中華とライス」

いやー、オーバーに言えば、これを食べるためにはるばる横浜から来たんだぜい。

味は、忘れもしませんが、変わりなく、どろっと濃厚で、でも飲み干してしまうのです。どんぶりの底には謎の粉末が・・・。豚骨が砂状になっているんでしょうか、じゃりっと残ります。

ところでラーメンにめったにライスを付けない私ですが、ここの「中華」はやや量が少ないため、ご飯を合わせます。また、スープだけ残っていればそれをおかずにご飯が食べられるのです。

当時と変わっているのは1点だけ、看板の注文取りのおばあちゃんがいなくなってたこと。20年前もおばあちゃんだったんですからしょうがないですね。チャーシューメンの注文が入ると「中華ぁ、豚多めー」と復唱していたのが懐かしい。

ごっつぁんでした。

その後もつらつら街を見て歩き、帰路につきます。

和歌山城など眺めた後、

バスで和歌山駅へ。(和歌山駅と和歌山市駅があるので面倒ですね)

再び、和歌山電鐵のホームに行くと、ややっ、

またしても違う電車が。

うめ星電車です。

いいですねー。

木(または竹?)をふんだんに使って、シートや壁や天井に細かーい梅が。

グッズも販売(展示?)。

ネットで調べたら、和歌山電鐵という会社、不振の南海電鉄貴志川線を買い取り、独自のやり方で路線の復活、再興を成し遂げたようです。

がんばれー。

伊太祈曽駅で降りてまた1.6キロを道の駅まで歩きます。

くたくたです。もうどこも行かないぞ。

道の駅の中で、昨日下見しておいたシャワーに挑戦。3分200円ってやつ。

おそろしくきれいなんですよ。でも誰も使った形跡なし。みんなもっと使ってやってー。

そして弁当らしきものとその付随品を購入し、夕食としました。

2万歩超えたんで早く寝よう。

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