八重山諸島 3.竹富島・古き良き琉球家屋と石垣島の島唄ライブ

ロングステイ
2月21日から沖縄にステイしています
3日目 2024年2月23日(金)

60代夫婦にはやはり少しこたえた昨日のネイチャーツアーもあり、今朝は少しのんびりモードです。

朝食はいつもコンビニ食または無し、の我が家も宿からもらった割引券を頼りに朝食バイキングに行ってやろうと。(割引はリネン工場の火災によりシーツ交換が毎日できないことへのお詫びのしるし、だそうです)

洋食派の私は大体こんなもんですから、これで2,000円以上とは、ちょっとねー、なるべく敬遠いたします。

本日は竹富島。

10:30発の船で参ります。

今日から三連休なので、駐車場の車も多め。

風が強いーーー。はしけもゆらゆら。

竹富島は15分ほどしかかからない近場のため訪れる人も多く、船も昨日より大きい双胴船。

横揺れの少ない双胴船とはいえ、たての揺れは大きく、子供たちはキャーキャー楽しんでました。

風も強く波も高く、案の定、今日の西表島上原港行きは欠航となってました。一日違いでセーフ・・・。

程なく上陸してまずはレンタサイクルの送迎車へ。

昨日のように半袖Tシャツとはいきません。

島の中心部へ。

「丸八サイクル」さん。赤いシャツのおっちゃんがワンオペ、大変だ。

36年前にも竹富島には来ていました。なんせ小っちゃい島で当時も自転車だったかな。

もらった地図のおすすめコース通りに進みます。11:12乗り出し。

(この地図は丸八さんのものではありません)

小学校、あるんだ。

カイジ浜、通称「星の砂ビーチ」。

なかなか見つからんね、星の砂。

そして、36年前に泳いだ「コンドイビーチ」。

今日は天気が今一つだけど、あの時の太陽はギラギラだった。無防備にも肌をさらして皮膚がそのあとボロボロになった記憶がよみがえります。

触ってみると水は冷たく、まだ海開きには時間がかかりそうだ。昨日までが異常だったんだね。

これは「西桟橋」。夕日が絵になりそうではある。

海周りから再び中心部へ。

数少ない飲食店で、目指したのは「竹の子」さん。

八重山そば、3回目。私は天丼メインです。

店内は満席、お待ち状態でしたが、外のテーブルでいただきました。

石垣に守られた家と白砂の狭い道。このまま何百年も変わらぬたたずまいなのだろう。

この、やや俯瞰した写真は島内で最も高いところから撮ったもの。

「なごみの塔」なる場所でした(最高部へは鍵がかかっていて登れません)。

竹富島ときたらやはり水牛車でしょう。2つの業者のうち一つは3月まで休業、残る一つに行ってみました。

こちらは営業していましたがタイムスケジュールが折り合わず断念。牛さんだけの写真となりました。

船の時刻から逆算して13時には自転車を返却して13時30分の船で帰ろうと丸八サイクルに着くと、誰もいない。ワンオペのおっちゃんが一足早く送迎車を出発させていたのでした。失敗、注意書きをよく読んでおくべきだった。

しかしおっちゃんが気を利かせてくれて、こんなこともあろうかと店に素早く戻ってくれました。なんとか13時30分に間に合いました。おっちゃんありがとう。

皆様おそらく9時半の船で来てこの時間に帰るからなんでしょう、満員です。

か細い雨がぱらついてきました。空も暗くなった感じ。

これが本来の沖縄の2月、らしいですよ。

石垣島に戻り、時間もあるのでとりあえず島の北部を探訪してみようとレンタカーを走らせます。

島の西には名所が散在するものの、東側はこれといった見どころもないようで、空港を過ぎるとすれ違う車もまばらになります。

島の北端である「平久保崎」に行こうとするのは突端愛好家の本能であります。

しかし雨は北に行けば行くほど本降りに、叩きつけるような感じに・・・。

やめた。途中の「玉取崎展望台」で我慢して引き返すことにしました。

雨風やまず、遠くに見える赤い屋根の東屋がおそらく展望台だと思われますが、傘をさしていくほどではないとUターン。島の南部に下るにつれ、雨は霧雨に、そして曇りになりました。

連日のアクトで疲れた夫婦は夜に市内の島唄ライブの予約をしていたこともあり、ホテル内で比較的リーズナブルな食事処「焼肉中華はるさー」を夕食の場としました。

ビールは有料ですが、宿泊者は無料の泡盛飲み放題券をもらっています。

無料に弱いんです。

石垣特産の美崎牛食べ比べセットなどなど、焼肉にしてはリーズナブルなお値段で。何よりごはんと牛汁(肉も入ってます)がおかわりし放題というのもいいですね。

石垣の夜はこれでは終わりません。というか、本日のメインイベントは

島いちばんの島唄ライブハウス「芭蕉布(ばしょうふ)」です。

ホテルから歩きで緩い丘を下って港方面へ。繁華街は外までこぼれる飲み客が・・・さすが酒飲み県の沖縄を感じます。

ライブは21時スタートと、やはり沖縄特有の遅さ。店の明かりが点いたのは20時30分くらいか?

スナックかよ。

どんな人気店なのかわからないので昨日には予約を入れていました。しかし見た目の通り、我々が一番乗りでした。

この店、鳩間島出身の鳩間隆志さんの渋い唄と妻チヨ子さんの演奏が有名とされています。

実は我が妻が地元で集う沖縄料理屋にたびたびチヨ子さんが訪れていて、向こうは認識はないが妻はよく知った人だとか。それを告げるとチヨ子さんも大層喜んでいただき、飛び入りで三線を弾けと言われましたが、さすがにそれは恥ずかしいようでした。

21時。お客二人の状態でライブが始まります。大丈夫なのか―――この店。

チヨ子さんは店の客対応で演奏はしません。代わりに鳩間加奈子さん、この方のほうが有名人のようです。

ここで私も三板(さんば)という、カスタネットの上級版のような板状の打楽器を渡され、チヨ子ママの厳しい指導を受けました。

島唄は・・・民謡度合いが強すぎて正直よくわかりません。

21時半を過ぎると徐々にお客が・・それもほぼ顔見知りの人ばかりのようで。そしてそのうちに入ってきた人は、ん?芸能人?

個性派の俳優、鈴木浩介さんとその家族でした。私的にはドクターXの優柔不断な医師役が印象に残っています。本人と妻と子、おそらく妻側の親族も交えて盛り上がっています。鈴木浩介さんは大層フランクな方で写真もOKのようでした。

子供と妻とステージに上がって歌いだすなど、そのころにはやたらノリのいい歌になっています。

常連客は思わず踊りだし、笛を吹きだし、もはや乱痴気騒ぎ。スタートから1時間もしないうちに店は超満員。テーブルも譲り合い、相席で二人のうちなんちゅも迎えました。

歌は全然わかりませんが、思わず立ち上がって踊りだしてしまう不思議な体験でした。

さすが音に聞こえた「芭蕉布」、恐れ入りました。

帰りはタクシー600円。

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