一県集中短期旅
5日目 2024年10月7日(月)
山形市の中心部へ。
山形藩主最上氏の居住地跡の「霞城公園」に車を停めます。だだっ広い駐車場が無料。ここを起点に市内を歩きとおします。
まずは山形駅へ。
やたら高いビルがあるな、マンション?駅前の閑散地に、えてしてこの手のビルが建って再開発のシンボルとなる。自由通路で線路をまたぐと、
ありゃりゃ、あまりに人がいない、大丈夫か山形駅。
時刻表を見て納得。ほぼ全線1時間に1本しかない。山形新幹線も同じこと。
こちらが繁華街に向いている表玄関。
ここから碁盤の目のようになっている繁華街を歩いてみます。1ブロックが思ったより大きく、車移動がよかったかなと少し後悔しました。
ここら辺が一番賑わっているところかな。
七日町通りと直角に交わるように、こじゃれた一角が、
七日町水の町屋「七日町御殿堰」というらしい。黒のshopが美しい。
通りをさらに歩くとT字路のとっつきに山形タウンの象徴ともいうべき「文翔館」に到達します。
元・県庁がおかれていた建物で現在は資料館となっています。運の悪いことに月2回の閉館日に当たってしまいました。
左隣にはこれも元・県会議事堂が、
手狭なのかもしれないが、リノベして使ったらかっこいいのにね。
昼飯はこの文翔館からほど近く、「山形牛」なるブランドの肉を食わせる店へ。実はこれも先日の米沢牛「金剛閣」と同様に、「旅サラダ」コレうまコーナーで取り上げられていた店。どんだけ「旅サラダ」見とるんじゃい。喰処「金澤屋」さん。
見るからに肉屋(牛専門)から発展して店舗兼住宅を改装して料理屋となったもの。もちろん肉屋もやってます。
11時33分、第1号客として入店。2階に通されます。
座敷に8名が限度の小さな店。残り席は予約の方のようで私が入店するや否や「ただいま満席」の札がかけられました、ラッキー。ランチメニューがこれ。
名店と言われる割に値段は安い。満席にして申し訳ないのでW牛鍋をオーダーしました。Wは肉が2倍になるようです。
牛鍋とはその場で焼かないすき焼きですな。おいしゅうございました、がそんなに特別旨い肉なのかどうかはわかりません。野菜や豆腐を含めて砂糖と醤油で煮こまれた肉がマズいわけはありませんから。小鉢もデザートもついているので、Wじゃなくても満足いただけると思います。
霞城公園に戻ります。
山形タウンの見どころの1/3は制覇したんじゃないか。そこそこ歩き疲れました。
今日の目的地のもう一つが「銀山温泉」です。初めて訪れます。国道13号をすっ飛ばして1時間15分くらい。雨も降ってきました。
宿泊客以外は中心地に車は入れず、手前の無料駐車場に停めて歩いて谷あいの温泉地まで300mほど下ります。
おーなるほどこれが「千と千尋の神隠し」の舞台ではないかとされる景観(千と千尋のモデルはここ以外にもいっぱいありますがね)。狭い地域に木造3階建て以上の宿が密集していると、すべからく「千と~」になりますね。
私的には日帰り入浴をせねば。一番手前にあるのが共同浴場「しろがね湯」。隈研吾氏の設計と言うが、こんだけボロければデザインはどうでもよろしい。
外観の通り、中も極端に狭く、浴槽3名、洗い場3名が限界か。500円で石鹸シャンプー付き。
しかし湯は、たいへんすばらしい。微かに硫黄臭、いかにもミネラル豊富の少し濁った力強い湯でした。
こんな湯に何度も入れて旅館文化を味わえるのなら泊まってみるのもいいなあ。雪が似合うそうだから雨もまたよし、か。
もっともそれらしい建物が「古勢起屋」さん。
こりゃガイジンさん喜ぶわ。
雨が大粒に、本降りになってきた。ちょっとでも車外に出るとかなり濡れる。これは早めに食料を買って車にこもるしかない。
ねぐらは道の駅「尾花沢」。
手前のローソンで買い込んだ飯を食ってテレビでも見るか(電波良好)。
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