山小屋ライフ・もはや晩秋、虫も鳥も鳴かぬ静寂の中、鹿の声がかん高い

山小屋
2024年9月26日(木)

蓼科までノー渋滞で来れました。

運転時間は3.5時間ほど。かっ飛ばす人なら3時間で来れるでしょう。私の場合、途中でPAに寄ったりスーパーでの買い出しなどを含めるとノー渋滞でも大体4時間半を見なくちゃならん。

今日もキャンカーで。すっかり駐車場になじんでおります。

栗が落ちているから拾ってきてくれ、と妻は言うが、

確かにありますが、こんなに小さい物じゃ話にならんでしょう。

いつものスーパーでいつもの採れたて野菜をあてもなく購入。だんだん買う量が増えてきている。この安さを見過ごすわけにはいきません。

2024年9月27日(金)

洗面まわりの整備。

前オーナーが残していった洗濯機と乾燥機があります。

洗濯機は一回使ってみましたが、かなりの年代物で、すすぎ→脱水など操作が切り替わるたびにバキッバキッと派手な音がします。性能自体に問題はありません。そして上の乾燥機。

今はなきSANYO社製です。「乾太くん」ではありません、電熱仕様です。

洗った布団カバーを2枚、入れてみました。結局120分(1枚なら60分)でほかほかに出来上がりました。これは使える。

その間、洗面ユニット横にタオル掛けを設置。

ご覧のようにこの手の家は内壁に木がむき出しになっている割合が高く、木板に直にビス止めします。このビス止め用品というのが今はやたら少ないんです。マグネットか吸盤、または粘着か。ホームセンターで探すのに苦労しました。古い木造住宅向けの品ぞろえもご配慮お願いします。

室温は20℃に届かず、ちょいと寒い。湿度80%か、やっぱ乾燥機だな。

次に囲炉裏の整備。

大層な囲炉裏が設置してあり、よく使われていたようです。前回来たときに初めて使ってみました。

燃えカスの小さな炭や、燃え残りの紙や割りばしまで混じっていて、お世辞にもきれいな状態とはいえません。

まずは柔らかな、きめ細かい乾燥した灰を作ることから始めます。

モノタロウ通販で土ふるいと、ついでに皮手袋などを購入しました。

ステンレスの筒に3種類の網を使い分けて振るい、不要物を取り除きます。

ごみを取り除く作業でもあります。面積が広いので結構疲れる。

1時間以上振るい続けて、ようやく半分くらい終わったか。写真の上半分がふるいに掛けられて細かく柔らかくなった灰。きれいです。

そうこうしているうちに日没。季節は移ってます。

まだふるいにかけていない部分に五徳を戻して炭に着火。

安い野菜をただ焼くのがメインの夕食です。

あと、ネットに出ていた厚揚げ。カリカリに焼くと旨い。

2024年9月28日(土)

曇っていて放射冷却もないのに室温16℃。活動しないとちょっと寒い。

初代オーナーが30年以上前に購入・設置したと思われる3台の灯油FFヒーターの動作実験をします。すべて懐かしのNational製。灯油のコックを開いてリセットボタンを押して電源スイッチオン。

動かない。

リビングのメインヒーターは灯油コックの加減を調整しているうちに着火、同じくリビングのサブヒーターもリセットボタンを何度も押したり電源スイッチの入り切りを何十回も繰り返したところ20分後くらいにようやく着火。このサブヒーターはは「だましだまし」使う必要がありそうです。もう一つの6畳和室のヒーターは「至急点火」ボタンを押したところ重い腰を上げるように着火しました。ふー。

リビングにソファを新規投入したおかげで不要となったリクライニング椅子を粗大ゴミに出します。ついでに壊れた電子レンジも。

蓼科ビレッジ規約には粗大ごみは茅野市「諏訪南リサイクルセンター」に持ち込んでくれ、とある。

昼食後、中は広いが入り口が狭いキャンピングカーにこれらを押し込めて山を降ります。

廃棄方法はとても合理的でわかりやすいシステムで助かりました。3点で600円かかりました。

コンビニを見つけてコーヒーブレイク。

やっぱりキャンカーの中はくつろげるんだなあ。

山小屋に帰って性懲りもなく囲炉裏焼きにチャレンジ。先住者が残した炭が売るほどある。

ぶっとい炭にうまく着火させるには・・・これまた10年も前の新聞紙に火をつけ、ウッドデッキに少々残された小さな木片に火を移し、その上の炭をおこす・・・・・はずでした。

しかし全てが湿っているのか、煙ばかりもうもうと立ち込め・・・大失敗。囲炉裏直上の排煙フードに収まらない煙が家中に蔓延しました。

あー昔の家屋はこうして煙で虫よけをしていたんだなあ、などと悠長にしている暇はありません。すべての窓を開け、天井のファンを回し、当然のこと火種は全て消しました。

家中が煙臭くなったため、本日の囲炉裏料理は中止。あれ、俺ってこんなに火おこしが下手だったっけ?自称アウトドア派。囲炉裏を制するにはまだまだ時間がかかりそうだ。

2024年9月29日(日)

自宅へ帰ります。

これまで何度も中央道の渋滞に悩まされておりまして、まして今日は日曜日。なんとか渋滞回避の道はないか。

そこで考えたのは、皆が昼飯を食っている12時ころにメシを我慢して鋭意運転してしまおう、と。そのためには最低11時には家を出よう。

懸案の囲炉裏灰ふるい。残り半分をサンデーモーニングを見ながら粛々とやりました。当然疲れました。その甲斐あって、見た目にもふかふかの灰が囲炉裏すべてを覆うことになりました。

昼食時走破作戦は成功し、余ったご飯をおにぎりにしたものを食いながら中央道、圏央道を渋滞なく走りぬき、無休憩で厚木に14時には着いていました。

さて、厚木手前の「相模原愛川インター」で降りたのは訳がありまして・・・キャンピングカーの不具合に昨日気付いたからでした。厚木や相模原あたりに神奈川県のキャンピングカー業者は集中しているんです。普段お世話になっているのが「キャンパー厚木」さん。

売り出し中の、異色のコンパクトなキャブコン「Puppy」の製造元でもあります。今日は社長が留守で従業員様は直し方がわからないとのこと。隣の座間市にある「Puppy」の製造工場を案内されました。

さて、何が不具合かというと右収納ハッチの鍵が固くて回らないのです。メインとなる収納庫なので非常に困ります。工場の人たちも回そうとしましたが、鍵の方が曲がってしまいそうなので、これはシリンダーごと破壊して新しいものに付け替えるしかないとの結論に至りました。

2つあるうちの右側の鍵穴にドリルをぶち込み、ねじり、貫通させたところ、ロックが解除されました。

あとは新しいシリンダーの取り付けです。

3人がかりで取り付けてもらいました。とても親切なる方々、ちなみに3人のうち2人は「ZIL480スキップ」、1人は「コルドランディ」のオーナーで皆さんVANTECH社のキャンピングカーを愛する人たちです。(今はPuppyで忙しく、VANTECHの仕事はしていないそうです)

1人分の工賃で負けておく、とのことで部品代を含めた料金は6,050円。アポなし修理依頼に応じてくれた皆様、大変ありがとうございました。キャンピングカー愛好家の心が通じた一件でした。

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