2025年9月21日(日)
今日で暑い夏は終わるという。それにしても迷惑な暑さだった。
太陽の未練たらたらの熱い日差しで汗だくになりながら蓼科の山小屋を目指す夫婦の姿がありました。
日曜日の中央道は空いている(圏央道も)。釈迦堂PAでラーメン昼食。

甲府盆地入口のこの地はいつも暑い。しかし、

次の休憩所とした八ヶ岳SAの何たる涼しさよ。

八ヶ岳連峰を見ながら。ここはテラス席に限る。
風が心地よい。風の音も心地よい。
籠城するための食糧の買い込みに1時間ほど費やしただろうか。17時山小屋着。
室内17℃。
これでは昆虫は生育できまい。心配していた、生きた虫も死んだ虫もお目にかからずにすみました。

依然として囲炉裏の火をコントロールできぬ。
一旦、炭をあきらめておがくずを焼き固めた「おが炭」を燃料に使ってみよう。着火よく火持ちもいいという。町に近いスーパーBIGにて10㎏3,000円ほど。純然たる炭と比べても特別安くはないわな。

円筒形で丸い穴の開いたちくわのような形状。確かに使い易くはある。

夕食はしゃぶしゃぶ。
鍋の液体は沸騰しているが、なにせ鉄の「いなか鍋」はデカい。しゃぶしゃぶと揺すれば肉は食べられるがボコボコ煮立った状態とはいえない。これは火力というより器の問題か。
鉄瓶に水を入れて火にかけてみる。

おお、これはボコボコと沸くではないか。鉄量の差だ。10人前は作れそうな鍋をやめて次回は小さい鍋でやってみよう。
世界陸上閉幕。
2025年9月22日(月)
極端な寒さではなかったものの室温12℃。
さすがにFFヒーターに火を入れます。しかし昨日の家を出る時点では半袖Tシャツ1枚でよかったんだけどなあ。ダウンジャケット持ってきてよかった。

今回は全食事を妻が作ってくれるようです。昨日のしゃぶの残りで作ったスープがうんめえ。葡萄もさすがに信州です。
昼のピザ作りは10時より開始。今回のピザ職人は妻が生地こねとトッピング担当、私は窯の火担当です。
1枚目、ピザピールから滑らせて窯に投入することができず(打ち粉不足か)、やむなく廃棄。
2枚目、生地の弾力が強くなりすぎて広げることが難しくなり、厚めの生地で成型。窯投入はうまくいきましたが見た目小さくて高さのある作品となりました。

いつもそうですが、多少の失敗はあっても味はとにかくおいしいので救われます。
マイスターの道は険しい。
午後より2階和室の窓にすだれを掛ける工作。

写真ではわかりませんが障子は穴あき部分が多いのと、日差しを一向にさえぎってくれないので、この部屋だけむちゃくちゃ日当たりが良くて暑くなってしまいます。朝は早々と明るくなります。で、障子を外し、

オーダーしておいた特注の竹すだれを掛けます。

うむ、寸法ぴったり(あたりまえ)。
しかし遮光効果、遮熱効果はあまり期待できそうもない。安いからしょうがないか(13,000円)。
夜も火を熾しますよ。
良い魚が手に入らなかったので野菜とソーセージ中心の網焼き。

焼肉ができないのが囲炉裏の弱点。
2025年9月23日(火)
祝日か。曜日も祝日の意味もあまり認識できなくなってる。
家全体がようやく温まってきたという感じ。朝の室温は15℃でもまあまあのゆるい空気と思えます。
そういえばアウトドアの定番、BBQとやらをまだやっていなかった。
デッキでやってもちょうど暑くもなく、寒くはあるが何とかしのげる時期。たぶん昆虫も飛びかってはいまい。
午後に車で出かける予定なのでアルコールは摂れない。ノンアルビールで行きます。
着火剤をコンロに敷いておが炭をくべます。

火の付きは悪いね。やっぱ火おこし器に入れなおして台所のガス台で再加熱しました。この火おこし器も一般家庭用では小さい。米国製のアルミのデカいやつにしようか。

魚はないけど肉はたんと売ってた。味付き肉。

まもなく一匹の蜂が・・・どこから匂いを嗅ぎつけやがったか。スズメバチではないので大丈夫だろう、と、蜂さん、なぜかノンアルビールのグラス回りをぺろぺろやりだした。世の中にはこんなに旨い汁があるのか、と執拗にぺろぺろ。しまいにグラスの中に入ったら溺れるからね――と心配してたらそのとおりドボンと落ちてしまった。アホ。
味付け肉が意外とうまく大成功。
さて、4月に行った「無垢cafe」さんに再訪します。

広大な敷地の奥。
入り口ドアには「members only」と。会員制のカフェなんぞ聞いたことありません。
会員になれるかどうかはマスターが適当に決めます。もっとも奥に併設のアパレルショップ(ブティック、という言葉は死語?)で何かを買えば必ず会員です。4月に妻がシャツを買ったので堂々とドアを開けます。

3テーブル、こじんまりとした部屋。ベルギー製の家具で統一されています。

今回もオレンジ乗せパンケーキとブラジル。佐久から来た家族客とマスター夫婦で新参者の私たちに使えるスーパーやそば屋などの情報を伝授していただきました。
温泉に行きます。「小斉の湯」。無垢から5分です。

@700円。内湯の岩風呂の他に階段状の回廊を登っていくと男女ともに2つづつの露天風呂があります。84℃の源泉に加水しただけのかけ流し、らしいです。少し塩味のある硫化水素泉、PH3、らしいです。

いい青空になってきました。

日が暮れるのが早くなりました。

もう今日の夕食はさすがに火を熾さない料理とします。

文明の利器を使う料理のなんと楽なことよ。
2025年9月24日(水)
朝から快晴、全国的におだやかな秋の日だそうです。

あっという間に時はたち、帰宅の日。
平日だし特に急いで帰る必要もなし、気になっていたアプローチ坂の整備をしてみます。

上から見たところ。
砂利道に轍ができていて、そうでなくてもデコボコが激しいのでなるべく平面にならすべく、スコップの登場。続いて63㎏の体重をかけて踏み固め。

下から見たところ。
あとは雨降って地固めてください。ところで、通りすがりの老人から「トリカブト」が咲いてるね、と。

根を食べると死んじゃうアレね。
山小屋を後にして蕎麦を食って帰ることにします。妻が探り当てたそば街道(ビーナスライン沿い)の「登美」。駐車場に入れない。お待ちも多数、で無念。
車を進めると気になっていた「そばきり道玄」が開いている。

格式あるたたずまいに違わぬ高級っぽい店内。値段もうむむむ・・・もはや引き返すこと能わず。

「極み十割そば」(左)と「十割どうつきそば」(右)、真ん中に天ぷら盛り合わせ。
どうつき、とは蕎麦の実を石臼で粉にせずにふやかして杵で突く製法とのこと。
小さなグラスの「水そば」をまず召し上がってください、次に藻塩で一すくいしてください、とのレクチャーが付きます。以上で5,000円超。
うまし。ただ蕎麦ツウ者ではないので価格に見合う味なのかはわかりまへん。
食後、茅野の町へ。昨日「無垢cafe」のマスターから「ここを知らないなんて・・・」と驚かれた地場スーパーに行ってみます。
「ツルヤ」茅野店。

巨大です。普段使いの食料品に特化した店としてはあまり関東では見かけないスケールです。
マスターにおすすめされた信州ブランド、いやツルヤブランドのドライフルーツなどオリジナル商品をはじめ、とにかく品揃えが多く、また量も十分であります。地場での情報は重要ですね。
おっと15時を越えてしまった。
サザンを聞きながら無渋滞の中央道で帰途につきました。
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