鎌倉、湘南、横浜を中心に散策します
2023年1月17日(火)
デビュー50周年企画を多角的に展開しているユーミン。全国1000万人?のユーミンファンの一員として2.5か月限定のユーミンミュージアムを見逃すわけにはいかない。
ネット予約は1時間ごとに時間指定できます。意外にも、どの日、どの時間も余裕ありありで・・・採算は大丈夫か?ユーミン。
場所は六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビュー。
このビルに来るのは何年ぶりだろう?
確か、ビルができた当初に物珍しさで1回来たきり、か。
地下鉄六本木駅からのアクセスは当時より良くなりましたね。
ミュージアムへの入り口が解りづらい。ビルに直接入らず、一旦脇の専用口から渡り廊下で3階へ。QRチケットを読み込ませるとあとは52階までほぼ直通のエレベーターとなる。
到着。
すいています。メディアによく出る映像があらわれます。
直筆の原稿が空から降ってきている図。
なるほど、天才はアイデアが頭上からシャワーのように降りてくるというわけか。
意外に少女っぽい文字じゃないですか。
400字詰め原稿用紙ってのが生々しい(横書き使いだけど)。
手持ちのスマホでユーミン自身の声による音声ガイドを聞くことができます。
52階フロアの外周に沿って一周するように展示が配置されています。グランドピアノの向こうに見える景色は東京タワー。『昨晩お会いしましょう』の中に「手のひらの東京タワー」という曲がありました。♪テレスコープの底の夕映え 紫のスモッグ 遠いビル♪
こちらはミッドタウン方面。いい感じに雲が晴れてきました。
音声ガイドを聞きながら、過去のLP紙ジャケを含む全作品が並べられた回廊を進みます。
八王子の実家にあったご愛用ピアノの現物。
美大出身ですから、絵も相当なものですな。
天才は少女期に何を読んでいたのか。文学作品や推理小説多し、俗だ。私とあんまり変わらないじゃないか。
スクリーンに映される希少な過去映像、これだけは撮影禁止なのだそうです。流れているのは「ベルベットイースター」エレクトリックピアノひとつでの弾き語り映像。♪空がとってもひくい 天使が降りて来そうなほど♪
染みるなー。
こちら「中央フリーウエイ」の手書き譜面。天才。
「悲しいほどお天気」。曲タイトルだけで天才。
このころになると松任谷になって数年経過、字が大人びてきた気がする。
30歳台以降になるとコンサートのド派手な演出が話題となりました。
公演2000回以上。作った衣装は何百着あるのか。
私も何回となくコンサートに行きました。地方勤務の時も全国ツアーで近場に来てくれたりして…宇都宮、和歌山、大阪、横浜など、アリーナ級でも県民会館的な小さな会場でも変わらぬ完璧なショーでした。
これはTHE LAST WEDNESDAYツアーのオブジェ。「やさしさに包まれたなら」のアコースティックライブ映像はよくこのツアーから切り取られています。
我ら夫婦が子育てで忙しく行けなかったTHE DANCING SUNツアー。その冒頭「砂の惑星」で登場した象。このツアーもすごかった。円形の回り続ける舞台はユーミンの三半規管を狂わしたともいわれています。じわじわ名曲となった「春よ来い」のライブ映像はこのツアーのものがよく使われています。
「春よ来い」は今では音楽の教科書に載っているそうな。純日本的な詞に比べ、作曲・編曲は大陸的な、というより中国的なものを感じます。コンサートでは最後に大きな龍のオブジェが波打ちながら円形舞台をゆっくり回ります。「春よ来い 早く来い」のリフレインが延々続き、やがてフェイドアウトして全員が退場していく様は圧巻。いつも2、3曲あるアンコールも、このツアーでは無かったといいます。圧倒的な余韻を楽しむために。
しかし何といってもド派手ライブの最高峰は何といってもSHANGRILAツアー、そのなかでも最後のSHANGRILAⅢでしょう。
音楽を演じる舞台が突如としてプールになってしまう、プールではロシア女性のシンクロナイズドスイミングが音楽とシンクロして舞ったかと思うとまた瞬時にプールは消え失せる。上空ではロシア人の空中ブランコ等を使った豪快なサーカスが演奏とシンクロしている。
見ている人はみんな口をアングリラ。
その時に参加していたロシアンスタッフの感謝状がこれ。
私がこのツアーで最も感動したのは実はコンサート自体ではなく、エンディングでバンドメンバー紹介の後、このロシア人スタッフ80名以上の一人ひとりを演台に上げ、ユーミンが全員の名前を紹介していくところでした。ロシア人の名前ですよ。ミハイル~スキー、とかナターシャ~とか、同じような組み合わせの名前(失礼)ばかり80名の顔と名前を全部覚えなければできません。2時間半歌い終えた後にこれかー--。天才かつ努力家。
ミュージアム会場は想像してたより広い感じ。
西側に回るといい日差しです。
最後はお土産コーナー。
アルバムジャケットを使えば何でもお土産になりますね。
ファンクラブ会員の妻はクリアファイルとジャケット表紙のメモなどを買っていたようです。
期待以上の面白さでした。@2500円は高くない。
人少な。大丈夫か森ビル。
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