鎌倉・湘南・横浜を中心に散策します
2020.12.18
鎌倉で一番遅い紅葉が見られるのは、ずばり「瑞泉寺(ずいせんじ)」でしょう。
毎年、この時期に訪れています。
しかし私らガキのころ、紅葉といえば10月後半から11月だったけどなー。ネットによれば、この寺も12月後半でも「見ごろ」マークが出ているんだもんなー。落陽するのは年明けだって。俳句が作りづらい世の中になったもんです。
鎌倉駅で降り、段葛(だんかずら)を北上します。正面遠ーくに鶴岡八幡宮が見えます。カメラのいたずらで、実際はそれほど遠ーく、はありません。
時刻は15時ころ。いつものように宝戒寺(ほうかいじ)を経て鎌倉宮(かまくらぐう)方面へ歩いていきます。冬の陽はつるべ落とし、少し急ぎ足。
鎌倉宮右わきを抜けるとハイソなテニスコートあり。その隣が永福寺(ようふくじ)跡。ここでひとつ、見ごろの木を発見。
永福寺跡も10年ほど前は「無」の状態でしたが鎌倉市の尽力により復興がはじまり、よく整備されてきましたね。
永福寺跡はまた後ほど巡るとして、ふたたびゆる―い坂を登っていきます。
道の両側の民家にあるもみじがいつもよく手入れされていて、見事に赤く染まっているのを見るのが楽しみですが、ことしはすでに盛りを過ぎたようです。いつもここに来るとひんやりして、気温が2℃くらい下がっている感じがします。
やがて瑞泉寺の拝観料金所へ。
拝観料200円なり。
左に梅の群生を見ながら階段を登ります。
やがて山門が現れます。門をくぐったあたりの庭が見事です。もみじの配し方がニクイです。
正面の本堂。味があります。前庭の主役は梅でしょうか。
左に回ると「どこもく地蔵堂」があり、
堂の横にはきれいな赤が。
そして境内の最奥部、夢窓疎石の作といわれる石庭へ。
本堂に戻ります。
境内にいるのは(こんな時間でも)やはり望遠レンズを抱えたカメラ小僧とカメラ姉さん。レンズを向ける対象が違いますね。
門を出て下り階段から下を見ると、また違った色を見ることができます。
階段両脇に緑のもみじがしっかり残って、赤と混在しているのがこの寺の特徴です。
瑞泉寺を後にして、ふたたびゆるーい坂を下ります。先ほど通り過ぎた永福寺跡。
永福寺は、もし今も昔のまま残っていたら、おそらく鶴岡八幡宮をしのぐ名所になっていたのかな、と個人的には考えます。それだけ鎌倉幕府を代表する、由緒ある寺院だったようです。
往時をしのばせる遺構と池。上下シンメトリーな絵が撮れました。
今日も遅く出た割にはよく歩きました。帰りは先日12月8日の覚園寺の際に知った路線バスでらくらく鎌倉駅に戻りました。らく。
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