やっぱり北が好き
10日目 2026年5月20日(水)
一旦、日本海沿岸を北上することをやめて内陸に向かうこととする。鶴岡を東に向かって行けば左に鳥海山、右に月山が雪渓を浮かび上がらせてとても美しい。主に本州中央の人が富士山をあがめるように、庄内の人々はこの2つの名峰を心のよりどころにしてきたに違いない。
東進すると出羽三山。月山・羽黒山・湯殿山の名前はよく知っている、が行ったことはない。
まず羽黒山。30分もかからず到着。充分なキャパの駐車場がある。
入口を随神門といふ。

入るとすぐに下りの石段。

下ったということは登り返さなきゃいけないってことね。

欄干は赤に決まっている。みどりの反対色だから?

人工の滝を江戸時代に造ったという。
杉並木が圧巻の両サイド。中には樹齢1,000年っていうつわものがいた。
鎌倉幕府が開かれる前じゃないか。風雪に耐えてよく生き残った!(なお、婆杉もあったが倒れてしまったらしい)

少し進むと、メインイベント、国宝、

五重塔とのご対面です。
平将門が建立したといわれる。爺杉と同じくらいの年齢?
屋根の吹き替えをはじめ、決まったサイクルで補修を重ねたらしいが、主な躯体は当時のままだろう。釘も使ってないのであろう。宮大工の技術の高さよ。

この国宝を見て引き返す人も多いがもう少し登ってみる。山頂までは2,446段の石段となっていると聞いたが、これが登りにくい。

ひとつの石段の高さが10㎝前後と低く、ピッチ(足の置き場)は私の靴のサイズ26.5㎝と狭いため、どうしても小刻みに足を運ぶ必要がある。昔の人はスモールサイズだったのだろう。
途中の二の坂にある茶屋。
ここで餅菓子とお茶をいただける。

庄内平野が遠望できるテラスで、

2つの餅と抹茶のセット950円。あんこと納豆を選びました。私のつたない山形の思い出では遠い親戚のおもてなしが鱒、鱒、餅、鱒、餅、という繰り返しだった。しかしその餅の艶と伸び、旨さは今でも忘れられない。
ここから山頂まではいかばかりかと店員に尋ねると「あと半分」という。この茶屋があるから登ってきたが、山頂に行っても特に目立ったものもなく(失礼)、そもそも標高400mの低山ですから、あっさりUターン、下山することにしました。

下りももちろん歩きづらい。神経を集中させなければならない。しかし高校生の頃は特に気を遣うこともなくスイスイ降りれたのだろうな。バドミントンの部活で1年生はもっぱら体力づくりで体育館の外へ、よく小さな山に登って下るトレーニングをさせられた。山といっても高さは50mほどの丘だったか。ここのような石段をものすごい勢いで上って下ってを何回か繰り返す。
特に下りで一歩着地を誤れば大怪我です。「相棒」では非常階段から突き落としたり、歩道橋の階段で突き落として何度も人が殺されている。てことは命がけの石段下りを何のためらいもなくやってたんだ。おお怖。
三山の一山めを攻略してさてあと二つ。湯殿山と月山に向かう途中に昼メシ。飲食店を走りながら見つけるのは難しい。

いかにも渋い「食堂」を発見、中へ。
(実は見かけてから2㎞過ぎてから戻ってきました)
トラックドライバーに重宝されている、らしい。人気の「牛スジ煮込み定食」をオーダー。1,050円。

評判通り、おいしゅうございました。関東人には今一つなじみの薄い牛スジ。牛丼の肉がブロックでゴロゴロある印象。そして何よりご飯の量!煮込みの皿が小さく見えるほど巨大どんぶり。いつもの3倍は食ったーーー。
で、月山はとにかく雪渓を抱いているくらいだから山開きはまだまだ先、眺めるしかない。しかし湯殿山とは何者だ?もう雪はないはず、だけど近寄ることができるのは6月からだという。羽黒山でパンフをもらっていたが、手元のガイドブックを見ても極端に情報が薄い「神秘の」山?知られたくないのか??ご神体は「語るなかれ聞くなかれ」とは???
まったく、わからなすぎる湯殿山。
さて、月山は国道112号線を進むにつれ大きく見えてきます。

なんと稜線の穏やかな山でせう。やや引いたほうがよくわかる。

日本百名山の中でも初心者が登りやすい山のひとつ。羽黒山方面から登ると、上の写真の左からなだらかな稜線をたどるのでしょうか。
月山を過ぎると月山湖という湖があります。

天橋立のようになっているところ、湖上の施設から1時間ごとに大噴水が打ちあがるという。今日は水曜日で休み。
本日のねぐらは道の駅「にしかわ」。ほのぼのとしています。

温泉併設です。

建物自体リニューアルしたのか、とても清潔な温泉、料金350円とgood job。
月山軒、大盛ドンブリめしが影響して珍しく夜にパン食。


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